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コンクールのきまり

(2003年化学コンクール規則)

2003.06.15 更新


競技概要

木炭とアルミニウムの電極と,塩化ナトリウム水溶液などの電解液からなる電池(木炭・アルミニウム電池)を電源とする電気自動車を自作し,決められたコースを競走させる.予選を勝ち抜いたチームの電気自動車による決勝戦で最も早くゴールしたチームを優勝とする.
 
昨年(2002年)と一部規則が改定されました.改定された部分はイタリック(斜体)で記しています.ご注意お願いします.

規則

1.競技形式

1-1 各チームは,2項で定めた車体と3項で定めた木炭・アルミニウム電池からなる車両を自作して持参し,当日,4項で定めた電解液(主催者が用意)を電池に入れ,競技に参加する(*注1A).当日の準備は5項で定められた場所,人数で行う.
1-2 競技は6項で定めた競技コースで,予選と決勝を行う.予選は10分間隔で2回走行を行い(1回のみでもよい),よい方のタイムをそのチームの成績とする.2回の走行で,車両および電池は異なってもよい.タイムがよい方から6チームが決勝に進む.上位6チームが規則に違反していた場合は,順位にしたがい繰り上げる.決勝戦は1回限りの勝負とする.
1-3 主催者から準備の合図があったら,スタートエリア内に車両をおく.車両を手で押さえる,少し持ち上げる,スイッチを切るなどの方法で,止まったままにしておく.タイヤはスタートの合図まで回転していてはいけない.車両はコースエリアにはみ出していてはいけない.主催者のスタート合図とともに手を離すなどしてスタートさせる.車両を押したりしてはいけない.合図前にスタートさせた場合は失格とすることがある.
1-4 ゴールエリアに車体の一部でも入ったらゴールとする.早くゴールに着いた順に順位を決める.3分以内にゴールできない車両は,ゴールまで近い順に順位を決める.走行中にコースをはずれた場合は失格とすることがある.
1-5 予選の組み合わせは主催者が抽選により決め,参加チームに連絡する.
1-6 決勝戦まで勝ち進んだチームは,主催者による車体および電池の審査を受ける.
注1A 当日の会場では,電解液の注入以外の作業はできません.電池や車体は組み上げたものを持参してください.

2.車体

2-1 車体は3項で規定する木炭・アルミニウム電池のみを電源とし,モーターにより車輪を駆動する自走式のものとする(*注2A).
2-2 車体の重量は,電池を搭載しない状態で100g 以上300g 以下とすること.
2-3 電池は車体から取り外し可能な構造とすること.
2-4 車体は,電池をのせた状態で,長さ40cm,幅30cm,高さ10cm を越えないこと(*注2B).
2-5 車体はコースを適切に走行でき,他の車両や競技者に影響を与えないものとする.
注2A 電池とモーターと車輪の組み合わせ以外の方法を使ってはいけません.また,車体はスタートからゴールまで変形や分離・分解をしてはいけません.
注2B 車体作りに関しては,Q&Aにヒントがあるのでご覧ください

 

3.電池

3-1 車両を駆動する電池は,木炭とアルミニウムを使う木炭・アルミニウム電池とする(*注3A).
3-2 電池のマイナス極にはアルミニウム以外のものを使ってはいけない.
3-3 電池のプラス極には炭(木炭など)以外のものを使ってはいけない.
3-4 電解液以外の,電池を構成する部品は参加者が用意し,持参する.
3-5 電池のプラス極とマイナス極の間に使用する電解液は主催者が用意する各溶液(4項)の一つを使うか,そのいくつかを混ぜて使うこと.用意した溶液以外の物質(液体,気体,固体にかかわらず)を混ぜたり,使ってはいけない.酸素ボンベなども使ってはいけない.
注3A 木炭,アルミニウム,電解液,空気以外のものの反応を使っている場合は,それが偶然であっても,失格となります.

 

4.主催者が用意する電解液用の溶液

4-1

小学生の部で使用できる溶液は次の通り(*注4A,4B).

,飽和塩化ナトリウム水溶液,10%しょ糖水溶液(砂糖水),10%クエン酸(一水和物)水溶液,飽和炭酸水素ナトリウム水溶液

4-2

中高生の部で使用できる溶液は次の通り(*注4A,4B).

,飽和塩化ナトリウム水溶液,3%酢酸水溶液,飽和炭酸水素ナトリウム水溶液,10%しょ糖水溶液,5%エタノール水溶液,10%塩化アンモニウム水溶液,1%ホウ酸水溶液,10%クエン酸(一水和物)水溶液,飽和水酸化カルシウム水溶液,約2%アンモニア

4-3 これらの溶液を計量するためのメスシリンダーなども主催者が用意する.
注4A 各溶液の成分についての説明はリンクを参照のこと.
注4B 電解液をつくるとき,電池に入れるときは,安全めがねをかけ,ビニールなどの手袋をしてください.

 

5.当日の準備

5-1

スタートまでの準備(電解液の準備,注入など)は,チーム毎に定められた準備エリアで行う.

5-2

準備エリアに同時に入れる人数は1チー ムあたり3人以下,スタートエリアには2人以下とする.

5-3 準備の時間は40分とする.参加者の都合でスタート時間は変更できない.遅れた場合は失格となる.

6.競技コース

6-1

競技コースは各チームごとに分かれている.スタートエリア,ゴールエリア,コースの幅は同じ(約40 cm)で,各コースの両側は高さ約5cm のポリアクリル樹脂製の板で仕切られている.競技コースの床は化粧ベニヤ板で,その継ぎ目に若干の段差がある.

6-2

予選では,小学生の部,中高生の部とも,スタートエリアとゴールエリアの距離が約10m の,ほぼ直線で平坦なコースを使う.

6-3 決勝では,小学生の部は予選と同じコースを使用する.中高生の部では,スタートエリアとゴールエリアの距離が約15m の,ほぼ直線のコースを使う.スタートエリアから約10m の地点から約15m の地点までは上り坂で,それ以外は平坦である.スタートエリアよりゴールエリアの方が約30cm 高くなっている(*注6A).
注6A コース等のサイズは変更する場合がありますのでご注意下さい.

 

コースのイメージ

7.判定

7-1

競技の判定は全て審査委員会が行う.審査委員会は主催者が別途定める.

7-2

以下の場合,参加チームは失格とすることがある.

  • 本競技規則に違反したと審査委員会が判断したとき.
  • スタート時刻から3分以内にスタートできなかったとき.
  • 他の車両の妨害をしたとき.
  • その他,競技の公平性・安全性を欠いていると審査委員会が判断したとき.

 

8.その他

8-1

持参した車体・電池・部品等は全て持ち帰り,各区市町村の規定にしたがい廃棄・リサイクル,その他適切に処理すること.

8-2

規則を変更した場合は,ホームページに掲載する.大きな変更があった場合は,参加チームに通知する.競技の公平性・安全性を保つため,大会当日に規則の細部を変更することもある.

8-3 化学コンクール競技中以外のけがや事故は本人および保護者の責任とし,化学コンクール実行委員会,主催者等は責任を負わない.

 

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